事業概要
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設立の経緯
京都大学結核胸部疾患研究所病理学部門において開発された老化促進モデルマウス Senescence-Accelerated Mouse (SAM) について初めての誌上発表がなされた1981年より、本モデルについての関心が高まり、翌1982年より国内外の研究者の求めに応じてブリーディングペアの分与が開始された。
SAMを使用する研究者が次第に増加し、SAM研究が進展していく中で、研究発表、情報交換の場を求める気運が高まり、1984年に研究協議会が設立された。同年、研究協議会主催で第1回の研究発表会が京都大学で開催され、本格的な活動が開始された。
以後、研究発表会(年1回)、国際会議(1994、2003年)、国際研修集会(1995年)等の活動を経る中で順調なSAM研究の進展をみたが、より組織的な協議会運営をはかるため、1997年、会則を制定し、会員制による協議会として再発足した。2017年には更なるSAM研究の発展を期して、研究協議会から学会へ移行した。
目的
本会は、老化促進モデルマウス(SAM)の研究を通じて老化ならびに老年性疾患研究の進歩発展に寄与することを目的とする。
主な事業
本会は、次の事業を行なう。
- SAMの系統管理と委託分与
- SAM系統に関する情報の収集と提供
- 会員名簿の管理
- 学術大会の開催
- 学会誌の発行
- 毎年度のSAM関係の論文リスト(List of Publications)の発行
- 毎年度のサーキュラーの発行
- 本学会ホームページの運営と管理
- SAM及びその関連研究の国際ならびに国内交流の推進
- その他、本会の目的に沿う事業
沿革・活動経過
- 1982年
- 京大よりコンベンショナルコロニーのブリーディングペア分与開始
- 1984年
- 老化促進モデルマウス(SAM)研究協議会発足
京都大学結核胸部疾患研究所病理学部門(現再生医科学研究所再生誘導分野)において開発された老化促進モデルマウス、Senescence-Accelerated Mouse(SAM)研究協議会が1984年に設立された。
- 1984年
- 第1回研究発表会(京都)開催
SAM研究協議会が設立された1984年、同研究協議会主催で第1回の研究発表会が京都大学で開催され本格的な活動が開催、以後年1回開催された。
- 1984年
- 武田薬品工業(株)よりSPFコロニーのブリーディングペア分与開始
- 1988年
- 第1回SAM京都シンポジウム開催
- 1994年
- 第1回SAM国際会議(京都)開催
成果は単行本 ” The SAM Model of Senescence”(ExcerptaMedica 1994年 出版)に発表された。
- 1995年
- 第2回老化モデル動物に関する国際研修集会(京都)開催
成果はExperimental Gerontology 1997年 32巻、1/2号(Special Issue)に発表された。
- 1997年
- 会員制による研究協議会として再発足
更なるSAM研究の発展を期して、より組織的なSAM研究の協議会運営をはかるため、会則を制定し、会員制による協議会として再発足した。
- 2001年
- 研究協議会ホームページ開設
アドレスは、http://samrc.md.shinshu-u.ac.jp
- 2003年
- 第2回SAM国際会議(札幌)開催 大会長 野村靖幸
- 2004年
- 研究協議会ホームページ(英語版)開設
アドレスは、http://samrc.md.shinshu-u.ac.jp/firste.html
- 2016年1月16日
- 初代研究協議会会長 竹田俊男先生ご逝去
- 2017年4月1日
- 学会へ移行